ごあいさつ

あなただけの掌中の珠
いのち 意のままに

何をお探しでしょう 何をお求めでしょう
あなたに足りないものですか 
あなたに欠けているものですか
それは探せど 見つからないでしょう

ぎゅっと握りしめた あなたの手の中に 
目を向けてください
あなたの宝珠は 生まれた時からそこにあります

宝珠とは

「意のままに願いをかなえる宝」といわれています。

災難を除き、濁水を清くするといわれ、思い通りになる珠のことです。
宝珠を得るとどんな願いもかない、欲しいと思っている宝物を作り出すとされています。

わたしたちは「成功のルート」を知りたいとついつい考えてしまいませんか。
間違いたくない、失敗したくない、遠回りしたくない。
そうすると、その成功に値する自分でなくてはならないと、間違いなく成功するための「自分に足らないところ探し」が始まります。

あれがあればよりよい自分になる。
あれを足せばもっとよい未来が待っている。
こういうところを直せばもっといいのに。

「足りないもの」を探し、「欠けているもの」を埋めようとする日々を過ごす。

それはいつまでたっても見つかりません。
「これだ!これだった!」と思って手にしてみても、また次の足りないものが出てきます。


わたしたちにとっての、願いを叶えてくれる宝の珠。
それは自分以外の「外」に目を向けて探しても、いつまでたっても見つからないのです。

なぜなら、それは「外」にはない。
わたしたちの、なかにある。

わたしたちは、自分だけの「宝珠」を生まれたときから手にしています。

足りないものなど何もない。
欠けているところなどどこにもない。
わたしたちは、自分自身のまま、何者にもならず、いのちを意のままにすることができるはず。

共に手にして眺めてみましょう。
わたしの宝珠。あなたの宝珠。